パン工場で気が狂いそう。その感覚はおかしくない

パン工場で気が狂いそうと感じる著者

パン工場で「気が狂いそう」と感じている。

そう検索してこの記事にたどり着いたなら、今かなりしんどい状態にいると思います。

最初に伝えておきます。その感覚は、おかしくありません。


目次

「気が狂いそう」になるのは正常な反応です

パン工場のライン作業は、人間の脳が苦手なことを長時間やり続ける仕事です。

同じ動作を、止まらず、考えず、ただ繰り返す。それを8時間、場合によっては12時間。

脳は本来、変化や刺激を求めるようにできています。それが一切ない環境に長時間置かれると、「おかしい」と感じるのは当然の反応なんです。

「頭が空っぽになる」「時間が全然進まない」「自分が機械みたいだ」——こういう感覚を持つのは、あなたが弱いからじゃない。その環境に正直に反応しているだけです。


夜勤明けのラインは、別格のきつさ

僕が一番「気が狂いそう」と感じたのは、夜勤明けにそのままラインに入る日でした。

人手が足りないと、夜通し働いた後でも朝のラインに入らないといけない。眠くて頭がぼんやりしている状態で、単純作業を続ける。

時計を見ると、10分しか経っていない。また作業する。また見る。また10分。

あの時間の感覚は、今でも覚えています。「気が狂いそう」という言葉しか出てこない。


「慣れればなんとかなる」は、半分うそ

周りから「最初だけだよ」「慣れたら楽になる」と言われた人もいると思います。

作業に慣れるのは本当です。でも「慣れる」と「平気になる」は違います。

慣れてからのほうが、「こんなことが何年も続くのか」という気持ちが出てくることがある。体は動いているけど、心が追いついていない状態。それもまた、「気が狂いそう」な感覚の一種です。

知恵袋に「精神的にもおかしくなる」「帰宅後は何もできず寝るだけ、休日に外出する気力も出ない」という投稿が何件もあります。あなただけが特別につらいわけじゃない。


「甘え」じゃないと断言できる理由

「こんなことで弱音を吐いてもいいのか」と思っていませんか。

パン工場で4年間、三交代で働いた僕が言います。甘えじゃないです。

12時間立ちっぱなし、夜勤で体内時計が壊れ、評価は減点方式で「ミスなし=当たり前」。それを毎週繰り返す。

おかしくなって当然の環境に、あなたはいます。

「ここで頑張れなければ他でも通用しない」と言われたことがある人もいるかもしれない。それは違います。パン工場を辞めて、別の職場で普通に働いている人はたくさんいます。僕もそのうちの一人です。


限界を感じているなら、動いていい

「気が狂いそう」と検索するくらい追い詰められているなら、それは体や心が「もう限界だ」と言っているサインかもしれません。

そのサインを無視して続けた先に、いいことはあまりない。僕の職場でも、サインを見過ごして限界を超えてしまった人を見ました。


辞めたいけど踏み出せない、辞め方がわからない、という方はこちらも読んでみてください。

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この記事を書いた人

大手パン工場で約4年間、ラインオペレーターとして勤務していた元正社員の「パンドミ」です。
当時は三交代シフトと月40時間残業の「寝るだけ」の過酷な生活を送っていましたが、一念発起して未経験から異業種への転職に成功。
ブログでは、「現場のリアルな本音」と実体験に基づいた転職ノウハウを発信しています。

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